分譲地は本当に安心できるのか?

白い窓枠の窓辺 家づくりのコト

分譲地だから安心とかってあるの?

つぃはな<br>
つぃはな

家を建てるために分譲しているんだし、すぐに家を建てられて安心は安心だよね。でもさ、信用し過ぎは禁物だよ。業者任せにするのはキケン!自分たちで本当に安心できる土地かどうかは、判断しなきゃいけないこともあるよ。

土地探しをすると、分譲地が比較的多く見つかります。土地探しをする中で、分譲地として売り出していても、宅地としては避けたほうがよい土地があることに気が付きました。

安心できない分譲地それは・・・

リスクがありそうな土地でも宅地として売り出している土地です。

この記事では分譲地を安心して買ってもいいかどうかということをお伝えしたいと思います。

さあ、はじめるよ

分譲地が安心できる理由

コミュニティの安心感

木の人形4つ並んでいる

周囲が同時期に住み始めるため、新たなコミュニティが作られます。お互いに馴染みやすく、子どもたちも同年代が多く、仲良くなりやすいため、家族同士のつながりが生まれますね。

日常でも、みなが子育て世代だと子どもへの防犯意識も高まり、万一のときには助け合える安心もありますね。ママたちの学校の情報も共有されやすいですね。

一方でこんな話よく聞きます。

  • 最初は付き合いが楽しかったが、だんだん不一致が生じてコミュニティで距離をとるようになった
  • 外に出るタイミングなどで、周囲の家に生活スタイルを把握されやすい
  • 毎日雑談していて道を歩きづらい

安心がある一方で、付き合いが密になる負担感もありそうです。

生活環境の安心感

秋のピンクのバラ

分譲地は、販売会社が土地を一括購入して、整地し販売している土地です。販売元は、購入前に周辺環境をリサーチし、ある程度、環境が整った土地を購入しているため、周辺環境には一定の安心感があります。生活インフラである電気・ガス・水道などが既に整っていることが多いです。

市街化調整地域の場合は生活インフラが整っていないこともありますので、ご注意を。

街づくり計画が考慮されていて、駅やスーパーなどの近隣施設が近く、生活に困らない環境であることも安心できますね。自分たちが望んでいるくらしと、環境を照らし合わせ吟味することが大切です。

ただ、その情報がすべて正しいわけではないので、自身で調べることも大切。

例えば…こんなことよく見かけます、聞きます

  • 小学校が近いと聞いていたのに、実は学区が違い小学校までが遠い。
  • メーカーの広告に学区外の小学校が載っている
  • 公共の場のように掲載されている画像だが、持ち主がいて他人の出入りを好ましく思っていない

一定の安心感がある一方で、自身で調べることも大切そうです。

分譲地が安心できない理由

割高感は否めない

個人で土地を売り出している価格よりも、分譲地のほうが割高感はあります。

人件費や土地の造成工事、外構ブロック工事などの経費がかかっています。工事は一括で行うため、コストは抑えられてはいますが土地代に上乗せされます。

分譲地は大きな土地を分割して販売されます。分譲主は大きな土地を狭小サイズに区分けします。それは1区画でも多く区割りをしたほうが、利益が出せるからです。利益のために区画された土地は割高です。

個人が所有する大きな土地のほうが、値も張り買いにくいけれど、1㎡で考えると良心的・妥当な値段です。

敷地はやや狭め

区画の話にも重なりますが、不動産業者によって区画された土地は、個人が売りに出す敷地よりもやや面積が小さい場合が多いですね。あともう少し広かったら住みやすいのではないか?そんな風に思ったことはないですか?

なぜって。

それは、利益優先の販売の仕方で、購入者の家の建てやすさや住みやすさは考慮されていないためです。

残念ながら日本の土地販売の仕方は、細かく土地をパズルのように組んで販売します。道路からアクセスができない土地なら道を敷いて、奥に面した土地を旗竿地として作り販売します。旗竿地は、光が入りにくく風通しが悪くなりがち・重機が入りにくく、建設コストが高くなる・水道管や電線などが届いていないこともあるなど、デメリットもあります。

他にも、区画を分けるブロック塀、擁壁の地中の位置、建ぺい率などによって希望のマイホームが建てられない可能性もあります。検討段階で調べて置くといいですね。

分譲地は災害時脆弱なことがある

分譲地は災害時安全とは言い切れません。

分譲地はきれいに成形されて、元の地形を残していないことも多いです。。

整形するまでは

  • 元は田んぼだった
  • 周囲の水分が集まり路面が乾かない場所だった
  • ぬかるみがあった
  • 高台だったのに削り取られた土地
  • 埋め立てて造成された土地
  • ハザードマップで浸水地域になる

こんな土地だったかもしれません。こんな分譲地はいくつも見かけました。分譲地だから安全ということはありません。自分で調べて判断する必要がありますね。

土地を調べる方法はこんな記事を参考にして下さい。

買ってはいけない土地の見分け方 森林の画像

まとめ 分譲地だからといって安心しない

分譲地は整形されて、地形も比較的良いものが多いですね。でも、不動産業者を信じすぎるのは禁物です。

きれいに整地された土地には、じつはリスクが隠されていることも…。購入してから知らなかったでは、後悔することも。分譲地にはメリット・デメリットがありますが、それを納得して購入したいですね。

そして何より、同時期に住みだすので、近所でコミュニティーが作りやすいです。良いことがある反面、自分たちで土地に潜むリスクを慎重に見極める必要がありますね。

業者が販売しているからと安心せずに自分たちで判断して行くことが安心な土地を手に入れることに繋がりますね。

良い土地が見つかるとイイですね。

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