住宅展示場に行く前の心構えと準備しておくといいこと

家づくりのコト

注文住宅を建てようと思ったら、住宅展示場に下見に行こう!イメージが湧くかもしれない!

準備なしにふらっと行くのは危険ですよ。

つぃはな
つぃはな

すぐに行きたくなるのは分かる。

ワクワクするもん。

こう
こう

まあ、そんな我が家もキミが、すぐ行ったよね。

勢いよく決めちゃいそうで、ひとまず思いとどまらせるのが大変だったよ。

住宅展示場は、お客さんにお家を買いたい!と思ってもらえる工夫がたくさん。

雰囲気に飲まれて損してしまうこともあります。

住宅展示場の家は桁違いの費用をかけて建てられています。

つぃはな
つぃはな

営業さんに聞いたとこと、建設費に少なくとも8000万以上と聞いたよ。

ちょっと桁違いで比較できないよね

こう
こう

各社工夫を凝らしているよね。

購入意欲を掻き立てるまさに夢の家ってわけだね。

事前準備をしないと、

・空間が広すぎてイメージが湧かない

・どこも素敵に感じてしまい結局どこがいいのか分からなくなった

・オプション設備が多く、ハウスメーカー同士の比較がしにくい

・1社2時間ほどかかりお目当てのハウスメーカーまでたどり着かなかった

・当日お会いした方が担当営業マンとなる(当たり外れあり)

つぃはな
つぃはな

1日でクタクタになった~

子連れだと大人は思うように動けない。子どもはおもちゃもらえたり、イベントがあって楽しいけどね。

住宅展示場の見学は1社2時間程度かかります。

子連れの方、時間のない方は特にポイントを絞って効率よく回れるように、事前準備をしっかりしましょう。

自分が欲しい情報を知れるためには、聞きたいことを整理して行くことが大切でした。

事前準備をすることで、豪華な雰囲気に流されて、欲しい情報が得られなかったなんていう事がなくなります。

この記事では住宅展示場を訪問する前に注意することがわかりますよ。

初めて住宅展示場へ行く前に事前しておくといいこと

初めて展示場に行く前にしておくといいこと4つ

・マイホームの予算(とくに上限はここまで)をしっかりきめておく

・カタログ請求する

・ハウスメーカーの工法について調べておく

・こんな家にしたい!今の家のここが嫌!という事をピックアップする

マイホームの予算(とくに上限!)をしっかり決めておく場合、無理なく購入できる目安は年収の5~6倍程度。

マイホームの予算を決めるときに大切なのは「無理なく、いくら支払いができるか」ということです。

無理なく購入できる目安は年収の5~6倍と言われています。

年収400万→2000万~3000万

年収600万→2400万~3000万

計算方法

年収×年収倍率(5~6倍)=予算

現在の家賃をもとに、毎月の返済額×12ヶ月×返済期間=予算と考える事もできます。

無理のない返済額というのはあくまで目安です。

無理のない返済額というのは

  • 子どもの人数
  • 生活スタイル
  • ローンを借りる年齢や金利

などで変わってきます。

目安はわかっても、我が家の収入で本当に無理なく返済できる金額なのか心配になりますよね。

今は大丈夫でも、子どもは成長とともにお金がかかります。

将来的に返済が苦しくならないように、我が家は友人のファイナンシャルプランナーさんにライフプランを作成してもらいました。

ここはハウスメーカーのFPさんに頼りませんでした。

やはりハウスメーカーは販売することが目的なので、気持ちが大きくなって後に返済に困ることは避けたいです。

ハウスメーカーには所属しないFPに依頼することで、客観的な意見がもらえますよ。

我が家も安心して事前に予算を決めることができました。

住宅展示場に行ったときに、予算がここまでと言い切ったほうが、営業さんの詮索もなく、会話もスムーズです。予算でできること、できないことを教えてくれますよ。

つぃはな
つぃはな

とはいっても、向こうは営業のプロでした。

我が家の予算を少しオーバーしてフルスペックで提案してくれた。

え、予算伝えたよね?高いでしょ!?って思ったよね。

こう
こう

それが営業さんの手腕なんだよね。

どこまで予算の余裕があるかみているんだよね。

予算オーバーしてもいいかな…って気持ちになりそうなところを、グッと…こらえたわが家。

絶対に予算を超えないことが大事ですね。

カタログ請求する

カタログ請求はすぐにできることの1つですね。

カタログ請求をすると知らなかったハウスメーカーを知ることもできます。

我が家も検討から外れていたメーカーに決めました。

選択肢が広がることが1つのメリットです。

また、お家にいながらハウスメーカーを知ることができて、訪問したときに「ここを確認しよう。」「これについて聞いてみよう」と事前準備ができます。

自分たちの知識も深まります。

お家にいながら色々考えることは夢が膨らみますね。

カタログ請求をしてもデメリットはとくにありませんので、気軽にできるのでオススメです。

ハウスメーカーの工法について調べておく

ハウスメーカーの資料を見ると、住宅の工法は様々。


ここで要注意。
技術的なことは分からないから後回しという方、工法の違いで家づくりは全く変わってきますよ。
住宅には様々な工法があり、工法が異なれば性能やデザイン、建築の規模に影響します。それぞれメリット・デメリットがあります。

どれが良い、悪いはありませんが、事前に工法を知っておくことが満足のできる家づくりに繋がります。
希望の間取りがあるならそのハウスメーカーや建築会社が採用している建築方法で、可能かどうかを確認してみるのもいいですね。

代表的な建築方法2つ。

木造軸組み工法(在来工法)

昔ながらの伝統工法で、現在も国内の住宅建築でもこの工法が主流で高いシェアを誇ります。外壁や屋根、間取りの自由度が高く、狭小地や変形地にも対応しやすいのが特徴です。

ツーバイフォー工法(2×4工法)

北米から日本に輸入された工法で耐震性や耐火性にすぐれ、最近ではシェアを伸ばしています。在来工法のような梁や柱で支えるのではなく、壁で支える構造なのが特徴です。

それぞれのメリット・デメリットを表にしました

工法メリットデメリット
木造軸組工法・設計の自由度の高さ
・建物の四隅にある柱など構造上重要箇所を残せば間取り変更も可能
・増築も容易にできる
・建築コストが安い

・大工や工務店の技術や熟練度に左右される
・システム化された工法より納期が長い
・木材の弱さが耐久性に影響するため、腐食やシロアリが発生するリスクがある

2×4工法・面で支える構造による優れた耐震性能
・従来工法よりも1.5~2倍の耐力がある
・機密・断熱性が高い
・大工の技量に関わらず安定した品質を保てる
・間取りの自由度が低い
・将来の増築が難しい
・多くの壁を必要とし、角に開口部をつくれない
・施工できるハウスメーカーが少ない
・大規模リフォームでは費用がかかる

こんな家にしたい!今の家のここが嫌!という事をピックアップする

まずは、マイホームで叶えたいことをピックアップしていきましょう。

例えばこんな感じ

2階リビングで開放的に暮らしたい

リビング階段が欲しい

共働きだから家事動線をスムーズにしたい

梅雨に室内干しができたほうがいい

平屋の暮らしがしたい

インテリアや憧れ、自分の好きををスクラップにしてもいいですね。空間の間取りは参考になりますが、集めたインテリアスクラップはすぐには使わないことが多いので後々まで温めておきましょう。設計後、インテリアを決めるときに必要になります。

今の住まいの不満、実家の家の不満など、不自由に感じていることを書き出しましょう。不満を解消していけば、結果的に満足にいく家を手に入れることができます。

例えばこんな感じ

冬に寒い家は嫌だ→気密性がいい家がいいな

床のワックスがけは面倒→メンテナンスの楽な家がいいな

玄関に荷物が散らかりがち→玄関収納を大きめに作ろう

リビングが散らかるのがストレス→収納をしっかり作ろう

現在の家、今まで暮らしてきた家の不満や問題点、理想を詰め込んだ自分たちだけの家を作りましょう。これらをピックアップしておくと、ハウスメーカーさんと相談することもはっきりしていてスムーズに話ができますね。

当日の見学とまわり方のポイント

どの展示場に行くか決めておく

展示場によってテーマみたいなものがあります。都内でしたら「都市型住宅」、住宅性能を重視した「最優良住宅」、一般的な敷地面積を考えた「一般的な敷地40坪の家」など。住宅を建てる希望エリアの半径10km圏内で探すのも手です。なぜなら、その地域にあった住宅を各社展示しているからです。

2~3社までに絞って行こう

当日は多く見られて3社です。1社2時間程度かかるため、多くは見学できません。疲れて話が聞けなくなることがないように、優先度の高い順に回りましょう。

優先順位が決まっていないとき、絞りきれていないときは、まず候補にある展示場のお家を素通りするくらいの速さで回ってみることです。不思議なくらい、自分たちに合いそうな住まいかどうか判断がつきます。

ぬくもりのある家、近代的な家、無機質な家、天然素材の家など肌で感じる雰囲気で判断してみましょう。ずっと住み続ける家ですから直接感じる雰囲気は大変大事です。その上で気になるメーカーの住宅構造や性能の話を聞き、総合的に依頼するメーカーを判断すればいいでしょう。

予約したほうがいい

2~3社に候補が絞れたら予約しましょう。

予約なしでも見学することもできますが、待ち時間を減らすためにも予約しておいたほうがいいでしょう。特に土日は混み合います。平日を狙って行く場合、営業担当者が不在のこともあります。

つぃはな
つぃはな

ここで経験談

展示場にいる方はパートさんってこともあるんだよね。

営業さんが不在で待ったこともあった。

聞きたいことが聞けないし、やっぱり予約は必要。

事前に家族構成まで伝えておくと、相手の営業担当さんも提案を事前に用意してくれますよ。まだ他のメーカーさんと比較段階であることは十分わかっていますから、情報を伝えるのは構えずとも大丈夫です。

でも人間ですから合わない営業さんと出会ってしまうこともあります。

新人さんってこともあります。
はじめに対応してくれた営業さんが引き渡し終了まで担当になることがほとんどですので、ここは慎重に行くのも手です。色々見てから、お伝えしますねと濁して、担当さんを変えてもらったり、後日また出向くことも可能です。

営業電話はお断りしたい旨はきちんと伝えておきましょう。
メーカー側もお客さんの嫌がることは避けたいはずです。

どこまでがオプションでどこが標準か確認する

展示場を建てている敷地が80坪程度あり、建坪面積は40~60坪程度のところがほとんどです。建設費は8000万以上と聞いたことも…。

展示場のリビングや玄関など広い空間演出でどこも素敵に感じてしまいます。

そうです。買いたくなる演出が巧みにほどこされています。

女性つぃはな

我が家は「これは標準ですか?オプションですか?」と各部屋で聞きまわりましたよ。

みんなそれぞれの予算内で満足の家が建てたい。思いは一緒。

資料をみているだけでは素人にはわからないこともありますのでどんどん聞いていきましょう。

坪単価表記には、実は評価の決まりはないのです。
入口は安くみせて、出口は高額だったなんてことは避けたいですね。

オプション無しに、どの程度の家が建てられるのかを確認して、ハウスメーカー同士比較したいですしね。

後から気に入ったオプションを付ける形にしたほうがいいですよね。

寸法・導線を確認しよう

ハウスメーカーがみほんとして建てた家は研究された損のない間取りばかり。

生活導線や廊下幅や、キッチン作業スペースなど、自宅に活かせる情報がたくさんあります。

ホームページにはない生の情報や、気になるポイントはどんどんメモしておきましょう。

今後の住宅づくりのイメージをふくらませることができますよ。

当日はこんな持ち物が必要です。

メジャー

大きめのトートバッグ(資料・パンフレットをいれられるもの)

スマホ・デジカメ

メモ帳・ペン

キャンペーンには惑わされないで

値引きには惑わされないようにしましょう。「想定内の値引き」であるかもしれません。

大きな買い物ですから、じっくり考えましょう。

即決しないで、何社か比較してから納得した上で契約することが満足のいくマイホームを手に入れる秘訣です。

まとめ

展示場に行く前の事前準備まとめ

1️⃣ 予算を決める(決して上限をでない)

2️⃣カタログ請求をしよう

3️⃣工法について知ろう

4️⃣あんな家にしたい・こんな家は嫌という要望をピックアップしよう

展示場見学でのポイントまとめ

1️⃣どの展示場に行くか決めておこう

2️⃣2~3社に絞っていこう

3️⃣来場予約を取ろう

4️⃣オプションと標準設備の違いを確認しよう

5️⃣キャンペーンには惑わされないで

最高のマイホーム作りをしていきましょう。

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