わが家の土地えらび。あえて「市街化調整の土地」を選んだわけ。

山の上の家 家づくりのコト

市街化調整地域ってなんかいいイメージがないんだけど、買って大丈夫なの?

つぃはな
つぃはな

ええ!うちは市街化調整地域に住んえるんだよ。でも確かに、いいイメージ持たれてないかもね。住んでいる側からしたら気に入っているんだけどな。

わが家は「できたら買わないほうがいい土地」と言われる、市街化調整区域内で土地を購入することに決めました。

実際に購入に踏み切った理由5つと、わが家の考えるメリット・デメリットについてお伝えします

この記事がおすすめな人

  • 市街化調整地域の購入を迷っている人
  • デメリット・メリットが知りたい人
  • 実際に市街化調整地域の土地を購入した話がききたい

市街化調整地域とは簡単に言うと

  • 市街化調整地域とは自然を守る目的で建物を建てることを制限している地域
  • 人口が増えることを抑制している地域

インフラ整備が遅れている可能性があり、費用面で負担が大きくなる可能性もあります。そうはいっても、わが家は市街化調整区域の土地を購入しています。

メリットも多く感じていて、特に問題もありません。

なんども検討して確認して納得した土地でしたので、それが良かったのだと思います。

この記事では、できたら購入しないほうが良いとされる市街化地域の土地を購入した理由6つを紹介します。

市街化調整地区でも購入したわけ6つ

  1. 静かな環境で過ごしたかった
  2. インフラの遅れの心配はなかった
  3. 広い土地が良かった
  4. 土地の地形が良かった
  5. 土地が高台にあった
  6. 土地も安く・節税にもなる

土地探しをする中で、すべてが完璧な土地はないことが分かってきました。

すると、何を優先するか?ということになります。

わが家の優先事項はこれ↓

静かな環境で過ごしたかった

野原を歩く人

分譲地の魅力は道が整備されていたり、分譲時期が同時期なのでご近所のコミュニティーが作りやすいですね。

ファミリー世帯が多いとなると、子どもの防犯面でも心配が少ないです。

子どもも外に出れば、だれか友達がいて楽しく過ごせそうです。

つぃはな
つぃはな

HSPの私。同年代ファミリーが近くにたくさんいると、刺激を受けすぎて疲れちゃうんだ。

だから分譲地は避けたかったんだよね。

わが家は住宅同士の距離が近いと、プライバシーを確保しにくいだろうと感じました。

ママ友同士の付き合いは大事ですが、程よい距離が私にはちょうど良さそう。

人付き合いが密になりやすいことで疲れてしまいそうで、分譲地ではない静かな環境を希望していました。

インフラの遅れの心配はなかった

市街化調整区域はほとんどがプロパンガス・下水道は浄化槽の仕様になります

わが家が見つけた土地は、前面道路を隔てて市街化調整地域と市街化地域に分かれていました

都市ガスについて

パイプラインが全面道路まできており、都市ガスの供給範囲に含まれるため、自宅敷地までの引込工事をすれば、都市ガスが使えるみこみがありました

都市ガスはプロパンガスに比べて、料金が安いため利用したいと思いました

下水道利用について

公道の下水道本管工事がマイホーム建設に間に合わず、一時的に浄化槽を入れることになりました。

こう
こう

浄化槽は下水道本管工事が終わるまでの、ほんの数ヶ月しか使わなかったんだ。

住宅建設はスタートしたら待ったなし。すぐに下水道使用へ切り替えるつもりでも、泣く泣く浄化槽をつけるしかなかったよ。

つぃはな
つぃはな

浄化槽は値が張るし、そのまま浄化槽を使えばいいんじゃない?

浄化槽は、ランニングコストが高く、保守点検と定期清掃を行う必要があります

ほとんどが10~15年で修繕が必要になりコストがかかります

下水道使用料よりも浄化槽のランニングコストが高額になるため、わが家は本下水を利用を決めました

インフラに関しては施主側の調整次第で市街化区域となんら変わらず住めそうです

自分たちで工事を依頼する労力や費用がかかるため、土地価格がお安く設定されています

こう
こう

浄化槽の値段は80万くらい

全てのインフラ工事費用と土地購入価格と合わせても、全体としては市街化地域より、かなり安かった。コスパはかなりよかったよ。

広い土地が良かった

空と草原

これも市街化調整区域ゆえに叶ったことの1つです。

市街化調整区域はインフラ設備が整っていないことがほとんどなため、土地の価格は抑えられています。

わが家が見つけた土地は2世帯向けに売られていた土地で敷地は74坪

道を1本隔てただけで、市街化地域と市街化調整地域に変わる土地です

そのためインフラの配管は全面道路まで整備されています

同じ敷地面積でも向かい合わせた市街化区域では価格はグッと上がる

市街化調整区域のわが家ではインフラは使えて、土地価格はグッと抑えられている

市街化調整地域は都市計画税を払わなくて良いため、土地の税金が安くなり、土地の固定資産税も安くなります

広くて土地で税金も、土地価格も希望に合っていました。

土地の地形が良かった

高低差のない四角い地形であることは良い土地の条件です

南向きであることも採光の心配がなく良かったことです

旗竿地、三角地、変形地も価格面でのメリットはありますが、建築業者の工法により得意・不得意があり、希望のメーカーを選べない可能性があります

わが家は希望のHMがあったため、自分たちで探す一方でHMに土地探しの依頼もしていました

土地が高台にあった

わが家の選んだ地域は河川があり、大災害時は氾濫警戒区域です。

希望の土地は地域全体が高台にあり、ハザードマップでは浸水被害想定から外れた危険のない土地でした。

逆に市街化区域の土地は窪地、坂下が多く、地域全体が高台であるわが家が選んだ土地のほうが防災面で安全だと思いました。

こう
こう

地盤改良をする可能性は低く、追加費用がかからないだろうとも考えたんだよね。

つぃはな
つぃはな

地盤調査は購入しないとできないからね。かなり考えて予測したよ。

土地が安く・節税にもなる

一般的に市街化調整区域は、都市部から離れていることもあるため、土地価格が安いことが多いです。

同じ広さでも、市街化地域の7-8割ほどの値段で購入できることもあります。

目を付けた土地は、面々道路一本隔てて市街化地域と分かれる市街市街化調整区域。

土地の価格が安い分、住宅にお金をかけられたり希望よりも広い土地を購入できました。

また、固定資産税が安く抑えられます。

そもそも固定資産税とは、土地と建物の両方にかかるものです。

建物の税金は、築年数とともに減少しますが、土地の税金は購入時から変わらないことがほとんど。

市街化調整区域の土地は

  1. 建築に制限があること
  2. 都市開発計画税がかからないこと
  3. 土地評価格額自体が安いこと

から市街化地域にある土地よりも固定資産税の負担が低くなる傾向があります。

市街化調整区域のわが家が考えるデメリット3つ

  1. 駅から遠い
  2. 都市ガス・下水管の引き込み工事に費用がかかる
  3. 自転車の駐輪場の料金がかかる

①駅から遠い

わが家は駅までの道のりが1,3kmで徒歩16分表記、自転車6分

実際に歩くと18分くらい

まあ、歩けなくないけれど…

暑い日、雨の日、子連れは「やっぱり、ちょっとしんどいなぁ…」という気持ちになります

自転車なら特に問題なし

夫の通勤で雨天のときは駅まで送っています

駅が近いことはうれしいことですが、駅チカになればなるほど街が賑やかになり、これくらいの距離がわが家にはちょうど良いと思っています

②都市ガス・下水道管引き込みに費用がかかる

都市ガス工事費用の一般的基準は、1m引き込むごとに1万円

ほとんどの場合10mは引き込むことが多いので10~15万程度かかります

下水道管引き込み工事の基準は、1m引き込むごとに1,5万円

引き込む距離により変わりますが、相場は30~50万円程度かかります

また業者連絡も自分たちで行います

いくらお得に土地が購入できたとしても、引き込みにかかる費用と労力は必要です

③駐輪代がかかる

電車通勤・通学があるとその分の駐輪場代金がかかります

例えば

1人 月額2000円、年間24000円×35年=84万円

子どもが1人が中学から大学まで電車通学になった場合追加される金額は

年間24000円×10年=24万円

合計108000円

デメリットとしましたが、わが家は、それでも元の土地価格と広い土地と静かな暮らしができており駐輪代は納得しています。

まとめ 市街化調整区域ですが、楽しく暮らしています

買わないほうが良い土地といわれる市街化調整区域ですが、わが家はここでの生活を楽しんでいます。

自分たちの優先したいことと、市街化調整地域のメリット合致していたらそんなに不安に思うことはありません。もし迷っているなら、検討してみるのも良いかもしれないですね。

優先したいことを決めて、自分に合った土地が見つかるといいですね。

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